http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180514/0001193.htm

05月14日 08時50分
宮城県漁業協同組合が、不適切な取り引きなどで、およそ3億円の損失を出した問題で、漁協の代表理事ら2人が責任をとって辞任することになりました。

県漁協では、おととしから去年にかけて、塩釜市にある水産加工会社と不適切な取り引きを行い、その後、この会社が経営破綻した結果、代金の未回収などでおよそ3億円の損失が生じています。
担当の職員が内部で定められた金額以上の取り引きを行った上、書類の改ざんを行っていたことも明らかになっていて、先月、県漁協は、担当の職員やその上司らあわせて5人を懲戒処分にしています。

さらに、関係者によりますと、この問題を受けて、漁協の事務方のトップである代表理事と、専務理事の2人が、管理責任をとって、辞任することになったということです。
内部での手続きはすでに進んでいて、来月末に正式に辞任するということです。
県漁協は、今回の問題を受けて組織改革を行うなどの再発防止策をまとめていて、今後は、新たなトップのもとで信頼回復に努めていくことになります。