>>319の続き

大桃さんが行方不明になってから、小林容疑者は逮捕されるまでの1週間、会社を無断欠勤していたという。
どこで、何をしていたのか。

事件が発生したのはゴールデンウィーク明けの5月7日。
小林容疑者は5月1日、2日も休暇届けを出し、6日まで9連休を取っていた。

「休み明けの7日朝、本人が出勤しなかったので、上司、総務、工事部長らから電話をしたが連絡がつかなかった」(前出の社長)

社長によると、事件当日の7日は本人といっさい連絡が取れず、夕方に母親の携帯電話につながったという。

「総務担当者がお母さんに『小林君どうしたんですか』と聴いたら、『会社に行く予定でしたが、行ってませんか』と言うので、
『来てませんよ』と伝えると、『すみません、連絡させます』という返事でした」

母親には会社に行くと言ったのだろうか。

7日午後3時頃、大桃さんが学校から300メートルの踏み切りの手前で友人と別れ、一人で下校途中に連れ去られた。
午後10時29分頃、越後線の列車にはねられ遺体で見つかった。

事件の翌8日、勤務先の上司が小林容疑者に電話をしても出ないので、
<今日はどう?>とメールしたところ、小林容疑者からこんな返信がきたという。

<会社に向かったけども、近づくにつれて気分が悪くなって、到着することはできませんでした。(私は)仕事もうまく成長してないような気がして>

上司は<じゃ、具合が悪かったら、ゆっくり休んでね>とメールを返したという。
事件発生から4日後、前出の社長は直接、小林容疑者で電話をかけ、4〜5分ほど会話をしたという。

「『具合どう?』と聞くと、彼は『ちょっと具合がわるくて迷惑かけて申し訳ないです。来週になったら行けると思います。顔を出したいです』と答えました。
電話の声にちょっと力はなかったが、言っていることは通じるし、受け答えもちゃんとできてました」

そのとき、社長が「メディアから不審者を見ませんでしたかという取材を受けた」と伝えると、小林容疑者は
「あ、そうですか。警察からは電話はないです」と答えたという。