大スキャンダル!大阪府立精神医療センターで「精神科受診の必要性のない」女性が強制入院させられる

「妄想がある」と女性を強制入院、元夫に賠償命令 離婚訴訟で係争中

産経新聞 7月6日(土)9時31分配信

「妄想がある」などと嘘の説明をされ、大阪府立精神医療センターに強制的に入院させ
られたとして、同府に住む女性(64)らが元夫(66)らに計 1900万円の損害
賠償を求めた訴訟の判決が5日、大阪地裁であった。森木田邦裕裁判長は「女性との
離婚訴訟を有利に進めるため、精神科受診の必要性がな いのに女性の症状を偽った」
とし、元夫側に計約220万円の支払いを命じた。

判決によると、女性は平成20年12月ごろから元夫と別居し、21年、大阪家裁に
離婚訴訟を起こした。23年1月28日に判決予定だったが、同月14 日、元夫の
依頼を受けた業者に自宅から無理やり同センターに連れて行かれた。元夫は医師に、
訴訟中であることを隠した上で「(女性には)妄想や幻覚症状な どがある」と偽り、
医療保護入院させた。

医療保護入院は、精神保健福祉法で「本人の同意がなくても保護者の同意があれば
入院させられる」とされている。しかし、訴訟係争中は保護者になれず、女性の代理人
弁護士が医師に説明し、即日退院した。

森木田裁判長は判決理由で、元夫の行為について「不正な目的で精神科医療の現場を
巻き込み、悪質性が高い」と指摘した。1