去年10月、埼玉県桶川市のマンションで1歳の男の子が衰弱した状態で死亡していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
男の子の体重は同じ年齢の子どもと比べて半分程度しかなく、警察は、十分な食事を与えず放置したために死亡したとして、20代の両親を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、埼玉県桶川市の会社員、山邊拳士郎容疑者(25)と、妻の仁美容疑者(25)です。
捜査関係者によりますと、2人は去年10月、桶川市の自宅マンションで当時1歳1か月で三男の晴くんに十分な食事を与えずに放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。
自宅の布団にいた晴くんが意識がないのに気づいて消防に通報したということで、体重は同じ年齢の子どもの平均体重と比べて半分程度のおよそ4キロしかなかったということです。
これまでの調べに対し、2人は「子どもが泣いたらミルクなどを与えていたが、泣かなかったら与えていなかった」と供述し、容疑を認めているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

05月16日 12時17分
埼玉 NEWS WEB
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