今月フィリピンから来日した千葉県成田市に住む20代の男性が、「はしか」に感染したことがわかりました。男性はフィリピンで感染した可能性が高いとみられています。

 千葉県によりますと、成田市に住むフィリピン人の男性(20代)が今月12日から発熱や発疹の症状が出て、15日、血液検査などから「はしか」に感染していることが確認されたということです。

 男性は今月1日、仕事のためにフィリピンから来日し、14日、成田市内の診療所を受診していました。遺伝子検査の結果、フィリピン国内で流行している型と男性の型が一致していることから、男性はフィリピンで感染した可能性が高いとみられるということです。

 男性は症状が出て以降、勤務先の職場と自宅の行き来はしていましたが、不特定多数の人との接触はしていないということです。今年に入って、千葉県内ではしかの感染者が出たのは初めてです。

 厚生労働省は、「はしか」は感染力が非常に強く、医療機関の待合室で感染が広がるおそれがあるとして注意を呼びかけています。



TBS 5月16日
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3371061.html