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2018.05.16 Wed posted at 20:47 JST
(CNN) 18世紀のスペイン王妃に贈られ、300年以上にわたって欧州各地の王室を転々としてきた6.16カラットのブルーダイヤモンドが15日夜、ジュネーブで競売大手サザビーズのオークションにかけられ、670万ドル(約7億4000万円)で落札された。

「ファルネーゼ・ブルー」と名付けられたこのダイヤがオークションに出品されたのは初めて。

インドのゴルコンダ原産で、1715年にスペイン国王フェリペ5世の妻、王妃エリザベッタ・ファルネーゼに結婚祝いとして贈られた。

その後、子孫たちの結婚にともなってフランス、イタリア、オーストリアの王室に受け継がれ、フランス王妃マリー・アントワネットのティアラを飾ったこともあるとされている。

オークション出品に先立ち、ロンドンやニューヨーク、シンガポール、台北で展示されていた。

落札者の名前は公表されていない。予想落札価格は370万〜530万ドルとされていた。

同日のオークションではこのほか、51.71カラットのラウンド(丸形)ダイヤの指輪に920万ドル、50.39カラットのオーバル(楕円形)ダイヤの指輪に810万ドルの値が付いた。

「ファルネーゼ・ブルー」が7億4000万円で落札された
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