http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084586231.html

05月16日 19時06分
子どもたちに地元で盛んな林業について学んでもらおうと、下呂市の山林で、地元の小学生が間伐などの作業を体験する特別授業が開かれました。

この授業は下呂市の主要な産業の林業について学んでもらおうと、ヒノキの山林で開かれたもので、上原小学校の5・6年生、あわせて18人が参加しました。
授業では初めに地元の林業関係者がヒノキを大きく育てるためには、鹿などの動物が傷つけて腐ってしまうおそれがある若いヒノキや、自然に生えてしまった松を伐採するなど間伐が必要なことを説明しました。

このあと子どもたちは、のこぎりを使って幹の太さが5センチほどのヒノキの若い木や松を切り倒していました。
また、森林に残すヒノキについて、成長を促したり、節のない木材にしたりするために下の方の枝を切り落とす枝打ちも教えてもらい、子どもたちは額に汗を浮かべながら作業をしていました。
5年生の児童は「初めて体験して疲れましたが、うまく切れて楽しかった」と話していました。
授業が行われた森林を管理する今井靖雄さんは「かつては生活の中にあった林業離れが進んでいるが、少しでも触れて将来に生かしてほしい」と話していました。