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 新潟市で小学2年の女子児童が殺害、遺棄された痛ましい事件を受けて、改めて地域生活での児童の安全確保が求められている。千歳署は改めて通学や外出中に声を掛けられた場合の対処法として不審者から身を守る方法の頭文字を並べた合言葉の「いかのおすし」を推奨する。「行かない」「乗らない」「大声を出す」―などの5原則だ。

 千歳泉沢小で16日に実施された不審者対応訓練で児童向けの講話は同署生活安全課が担当した。不審者から身を守る方法は「いかのおすし」―。呼び掛けと説明に児童たちは真剣な表情で話に耳を傾けた。

 一文字ずつ、児童を狙った犯罪が起きる状況を表現したイラストを交えて教えた。

 合言葉のうち「いか」は「行かない」、「の」は「乗らない」。見知らぬ人物の誘いに惑わされないことが第一となる。署員は「『向こうにかわいい子猫がいるよ』『お母さんが急な病気になったから病院に連れて行ってあげる』と言う人もいる」と紹介した。

 「お」は「大声を出す」、「す」は「すぐ逃げる」。逃げる先にも触れ、コンビニや学校など大人が複数いる場所を例示。「ランドセルや荷物が重たいときはその場に置いて走って逃げて」とアドバイスした。

 「し」は「知らせる」。家族や教員などの大人に対して不審者に遭遇した場所や時刻、年齢など身体的特徴を伝える。

 市内の小学1年生には同署と千歳防犯協会、市教育委員会から「いかのおすし」を記したノートを贈り、児童や保護者へのアピールを図る。

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