産経ニュース2018.5.20 19:43更新
http://www.sankei.com/sports/news/180520/spo1805200043-n1.html

日本レスリング協会は20日、東京都内で臨時理事会を開き、女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)へのパワーハラスメントを認定されて強化本部長を辞任した理事の栄和人氏について、倫理委員会が近くまとめる処分案を6月23日の評議員会に諮ることを決めた。

協会の倫理規定では、理事の処分は「解任」しかなく、栄氏の解任は不可避となった。

 栄氏はこの日の臨時理事会を欠席し、これまでに理事辞任の意向は示されていないという。

 また、内閣府の公益認定等委員会に出された告発状で不明朗だと指摘された協会の会計処理については、外部の弁護士や公認会計士を入れた調査チームを設け、解明を進めることを決定。女子の代表選考の透明化に向け、プレーオフを導入することも確認した。