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5月22日 20時50分
神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地にイージス艦1隻が入港し、東アジアのミサイル防衛などの強化を目的としたイージス艦の追加配備が完了しました。

アメリカ海軍は、北朝鮮による弾道ミサイルへの対応など、東アジアのミサイル防衛を強化するため、3年前から3隻のイージス艦の追加配備を進めていて、その最後の1隻として、ミリアスが22日午後、横須賀基地に入港しました。

全長は153メートル余りでおよそ300人が乗り込み、アメリカ海軍によりますと、弾道ミサイルの迎撃など最新鋭のシステムが搭載されているということで、横須賀基地の艦船はこれで13隻になりました。

横須賀基地に配備されているイージス艦をめぐっては、去年、民間の船と衝突する事故が相次ぎ、17人の乗組員が死亡しています。

ミリアスの艦長のジェニファー・ポンティアス中佐は「事故を受け、どのような訓練が必要なのか見直すとともに、乗組員が船の装備をしっかり理解しているかなども確認し、安全な航行を図っている」と述べました。そして、「東アジアは複雑な地域だが、すべての任務において準備はできている」と語りました。