公正取引委員会は23日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いがあるとして調査していたペット販売の仲介サイト運営会社「みんなのペットオンライン」(仙台市)について、「改善措置が講じられたため、審査を終了する」と発表した。

 再発防止を求める排除措置命令などの処分は行われない。

 発表によると、同社はペットを販売する一部のブリーダーに対し、手数料を下げるなどの特典をつける代わりに他の仲介サイトにペットの情報を掲載するのを禁じる制度を導入していた。

 独禁法では、顧客に競合他社と取引しないよう求める「排他条件付き取引」を禁じている。

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http://yomiuri.co.jp/national/20180523-OYT1T50107.html