JR東海は24日、切符売り場で発券業務を担当していた男性社員(20)が外国人とみられる利用客から新幹線の代金をだまし取ったとして、同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。
 
JR東海によると、社員は今月12日、新大阪駅の切符売り場で、新幹線の切符2人分を求めた外国人とみられる客に3人分の代金を請求。実際に3人分を発券して2人分を渡し、残り1人分は自分で払い戻しをして着服した。疑問に思った客が再び窓口を訪れて確認し、発覚した。
 
社員は同様の手口で4月1日から計7件、約10万円を詐取。いずれも外国人とみられる客が窓口を訪れた際にだましていた。社内調査に対し、「お金欲しさにやった」と認めているという。
 
JR東海は「鉄道業に従事する者として許されない行為であり、深くおわび申し上げる。再発防止に向けて取り組む」としている。

(2018/05/24-12:58)
時事ドットコム
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