帯広畜産大(帯広市)、小樽商科大(小樽市)、北見工大(北見市)の道内3国立大学が運営法人の統合を視野に協議していることが23日、分かった。少子化で大学間競争が激しくなる中、各大学が持つ農商工それぞれの強みを生かしつつ、経営効率化を進めて競争力を強化する狙い。文部科学省が推進する国公立大の統合・再編の動きに沿ったもので、29日に3大学共同で札幌市内で記者会見を開く。

 文科省は今年3月、地域ごとに複数大学が参加する新法人を設立しグループ経営できるようにする新制度案を中央教育審議会に示し、秋にも答申をまとめる見通し。現在の国立大学法人法は、一つの法人が一つの大学を運営するよう規定している。

 帯広畜産大など3大学の具体的な計画内容は明らかになっていないが、関係者によると、文科省と連携し、半年ほど前から運営統合を視野に検討を進めているという。

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