東日本入国管理センター(牛久市久野町)で14〜20日の間、収容者3人が計4回、相次いで自殺を図っていたことが25日、支援団体への取材で分かった。支援団体は長期収容が原因とみている。同センターでは4月14日、収容中だったインド人男性が自殺している。

収容者の支援団体「牛久入管収容者問題を考える会」によると、今月、自殺を図ったのは、日系ブラジル人男性とカメルーン人男性、トルコ国籍のクルド人男性の3人。日系ブラジル人男性が2回、カメルーン人とクルド人男性は各1回、タオルで首をつろうとしたり、洗剤を飲んだりして自殺を図った。

カメルーン人男性とクルド人男性は、同支援団体に「長期収容が続き、行く末を悲観している」という趣旨の話をしていたという。

同センターは「個別の案件には答えられない」とした上で「自殺未遂があったことは事実で、収容者のケアや施設内の巡回を強化していく」と話した。

同支援団体は30日、同センターに対し、自殺未遂についての説明と長期収容是正を求める予定。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00000014-ibaraki-l08