カラスのひなが巣立ちを控えた初夏は、親鳥が神経質になって威嚇行動を取る季節でもある。
たまたま巣の近くを通り、頭を蹴られたという人もいるだろう。
そんなとき、身を守るには両腕をまっすぐ上げるバンザイポーズが効果的だという説が注目を集めている。

 札幌市のホームページでは、カラスの威嚇対策の一つとして腕を上げる方法を紹介している。
この方法を勧めるのが、20年近くカラスの観察を続けてきた、
NPO法人「札幌カラス研究会」(札幌市北区)代表理事の中村眞樹子さん(52)だ。

 中村さんによると、カラスの威嚇には段階があり、初めはじっと人を見たり、威嚇鳴きをしたりする。
さらに頭すれすれへの低空飛行をする。それでも効き目がない相手に繰り出すのが後頭部を蹴る攻撃だという。

画像:上げた両腕を動かさないようにして歩くのが効果的という
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180526000805_commL.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL5R04TBL5QIIPE03P.html