満天の星は貴重な財産、人口最少「誇るべき宝」
2018年05月28日 15時26分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180528-OYT1T50070.html?from=ytop_top

 星空の見える暗い夜を求める動きが地方を中心に徐々に広がっている。
 ネオンや街灯など人工の光が健康や生物に悪影響を与える「光害」を減らし、観光振興にもつなげる狙いだ。
 「満天の星は鳥取の貴重な財産。観光や地域振興、環境教育に生かしたい」
 「星取ほしとり県」と称した観光PRを展開している鳥取県の担当者はこう話す。全国最少の人口でもともと明かりが少ないことを「誇るべき宝」と捉え直し、4月に都道府県で初となる「星空保全条例」を施行した。
 条例は、防災利用などを除いて特定の対象物を目的なく照らす屋外での投光器やレーザー光線を禁止した。美しい星空の見える地域を「星空保全地域」に指定し、屋外照明にさらに厳しい基準を設けた。
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