宇都宮市などが整備を計画しているLRT=次世代型路面電車の工事が来月から始まるのを前に、宇都宮市で起工式が行われました。

LRTは、JR宇都宮駅の東口と栃木県芳賀町の工業団地との間の14.6キロを結ぶ次世代型の路面電車で、宇都宮市などが整備を計画しています。
28日は、来月から本格的に工事が始まるのを前に、JR宇都宮駅前で起工式が行われ、自治体の職員や工事関係者などおよそ190人が参加しました。

このなかで宇都宮市の佐藤栄一市長は、「将来にわたって、持続的に発展するまちを作っていくためにはLRTが必要不可欠だ。中心市街地の活性化や雇用の促進などさまざまな効果が期待できる」とあいさつしました。
このあと、関係者らがくわ入れを行い工事の着工を祝いました。

宇都宮市によりますと、LRTは2022年3月の開業が目標で、事業費は、およそ458億円に上るということです。
起工式のあと、佐藤市長は「ようやくここまでたどりついたのでまずはほっとしている。引き続き、市民の理解を得ていく必要もあるので、丁寧に説明をしていきたい」と話していました。

05月28日 15時38分
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