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5月31日 5時09分
14年前、岡山県津山市の住宅で小学3年生の女の子が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された男は逮捕前の任意の聴取に対し、ほかにも岡山県内で複数回、女の子に危害を加えようと近づくなどしたという趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察はこうした行為を繰り返す中、偶然見かけた女の子に目をつけ、犯行に及んだ疑いがあるとみて調べています。

別の殺人未遂事件で服役中だった勝田州彦容疑者(39)は、平成16年9月、岡山県津山市総社の住宅で、この家に住む小学3年生の筒塩侑子さん(9)の首を絞めたうえ刃物で胸などを刺して殺害したとして、30日、殺人の疑いで逮捕されました。

警察によりますと調べに対し、「首を絞めたが、刃物で刺してはいない」などと供述しているということです。

捜査関係者によりますと、逮捕前の任意の聴取に対し勝田容疑者は、「1人で歩いていた女の子を見かけて家まであとをつけた。かわいい子だと思った」と話していたということです。

さらに、ほかにも岡山県内で複数回、女の子に危害を加えようと近づくなどしたという趣旨の話をしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察はこれらについても裏付けを進めるとともに、こうした行為を繰り返す中、偶然見かけた侑子さんに目をつけ、犯行に及んだ疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。