https://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-trump-interview-idJPKCN1IW2HM

2018年5月31日 / 19:04 / 2時間前更新
[大統領専用機上 31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、北朝鮮の非核化で合意を得るには1回以上の首脳会談が必要となる可能性があるとの認識を示した。その上で、北朝鮮が一刻も早く非核化を実現することを確認したいと語った。

トランプ大統領はロイターとのインタビューで、予定通り米朝主意脳会談を6月12日にシンガポールで開催することを望んでいると語った。

その上で、非核化で合意するには複数回の首脳会談が必要な可能性があると強調。「1回の会談で実現させたいが、往々にしてそのようには進まない」とし、「2回、もしくは3回の会談を行う確率が高い。だが、いずれ合意にこぎつける。首尾よく、理性的に行われるかもしれないし、理性的ではなく、辛い道のりになるかもしれない」と述べた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長も合意を望んでいると確信しているとし、「スマートかつしっかりと系統立った方法で合意を目指す。対北朝鮮制裁を解除できるが待ち遠しい。朝鮮半島全体と極めて良好な関係を構築する」と言明した。

さらに、北朝鮮の非核化を巡ってはミサイル開発プログラムも含まれるとした上で「可能な限り迅速なペースでの完全な非核化を望む」と強調した。

また、北朝鮮・朝鮮労働党中央委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長が6月1日に金正恩委員長の書簡を届けるためワシントンを訪れる際、ホワイトハウスで会談する公算が大きいと語った。

金副委員長はこの日、ニューヨークでポンペオ米国務長官と会談を行っている。