https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180531/5050002839.html

長崎修学旅行で食中毒感染48人

05月31日 05時46分
5月22日に長崎市のレストランで料理を食べた鹿児島の修学旅行生らが、翌日吐き気などを訴えた集団食中毒で、これまでに48人の生徒や教師の感染が確認されたことが分かりました。

23日鹿児島市の吉野東中学校の2年生と教師が、修学旅行で訪れていた福岡市の大型商業施設「キャナルシティ博多」にある劇場で吐き気などの症状を訴え、合わせて39人が病院で手当てを受け、生徒の一部からノロウイルスが検出されました。

生徒たちは前日の昼に長崎市のレストラン「龍宴」で食事をしていましたが、長崎市が調べたところ、店の従業員2人から生徒と同じ型のウイルスが検出され、長崎市はこの店で出された食事が食中毒の原因だと断定しました。

長崎市によりますと、これまでに吉野東中学校の2年生と教師合わせて38人の感染が確認されているほか、吉野東中学校と同じ日に「龍宴」で食事をとった鹿屋市の鹿屋東中学校の生徒もおう吐や発熱などの症状を訴え、このうち10人で食中毒の感染が確認されたことが分かりました。

市によりますと、48人全員が快方に向かっているということです。

長崎市は、「龍宴」を今月27日から3日間の営業停止処分としていましたが、店は来月上旬ごろまで自主休業することを決めたということです。

今回の食中毒を受けて長崎市は、市内のホテルや旅館などの観光関連施設に対して予防の徹底を呼びかける文書を配布する予定だということです。