https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180530/5050002837.html

「世界カワウソの日」にイベント
05月30日 18時25分

5月30日は絶滅の危機にひんしているカワウソの保全を呼びかける「世界カワウソの日」です。
鹿児島市の平川動物公園では、その生態や現状について紹介するイベントが開かれました。

鹿児島市の平川動物公園では、3匹の「コツメカワウソ」が飼育されている展示場で「世界カワウソの日」にあわせて飼育員がその生態や現状について解説しました。

飼育員は魚やエビ、カニなどを手先を器用に使って食べる生態のほか、「コツメカワウソ」がカワウソの中で体が最も小さいことなどを紹介しました。

一方で、ペットを目的とした取り引きや毛皮が良質なことから密輸や乱獲が横行しているほか、自然破壊によってカワウソが絶滅しつつある現状を写真や図を使って説明しました。

訪れた人たちは、飼育員の話を聞きながら、コツメカワウソが餌を食べる様子やたわむれる姿をながめたり、写真を撮ったりしていました。

飼育員を務める海道夢紀さんは「動物をただ見るだけでなく知ってもらうことも動物園の役割です。かわいい表情やしぐさだけでなく、カワウソの現状についても知ってもらいたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180530/5050002837_20180530204141_m.jpg