灯籠が次々と燃え…「金沢百万石祭り」の灯籠流し
6月2日 1時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180602/k10011462191000.html

加賀藩の文化や伝統を伝える「金沢百万石まつり」の一環として1日夜、金沢市の川で行われた灯籠流しで、密集した灯籠に次々と火が燃え移って大量の灯籠が焼ける火事があり、現場は一時騒然となりました。けが人はいませんでした。
1日午後9時ごろ、金沢市主計町の浅野川で、川に流された灯籠が燃えているという通報が複数、消防に寄せられました。

浅野川では当時、「金沢百万石まつり」の行事の一環として、1200個もの灯籠を川に流す「加賀友禅燈ろう流し」が行われていましたが、密集した灯籠に火が次々と燃え移ったということで、駆けつけた消防が消火活動にあたった結果、火は10分後に鎮火しました。この火事によるけが人はいませんでした。

1200個もの灯籠は、加賀友禅にゆかりのある故人を追悼するために、加賀友禅の作家や大学生などによって絵付けされたということですが、消防によりますと、このうち半分ほどが燃えたとみられるということです。

現場には当時、催しを見に来た多くの観光客や地元の人が集まっていて、一時、騒然となりました。
制作者の女子大学生「ショック」
この催しに使う灯籠の一部を作ったという、金沢市の女子大学生は「流れていた灯籠が半分くらい燃えていたと思う。自分が作った灯籠が燃えているのを見て、ショックでした。まさか燃えると思わなかったので驚きました」と話していました。