2018年06月02日 土曜日

 仙台市バスで5月、座席の背もたれに画びょうを貼るいたずらが複数回あったことが1日、市交通局への取材で分かった。市交通局などは同日、仙台東署に被害届を提出。同署は威力業務妨害容疑で調べる方針。
 市交通局によると、画びょうは5月17日と31日の夜、「高砂市営住宅西(仙台市宮城野区)」発「交通局東北大学病院(青葉区)」行きのバスで見つかった。2件とも同じ路線の同じ便だったことから、同一犯の可能性が高い。

 17日は運行終了後の車庫で、最後部の座席の2カ所に針を向けた状態で画びょうが両面テープで貼られていたのを乗務員が発見。31日は運行中に最後部から2列目の座席の1カ所に貼られているのを男性乗客が見つけ、降車時に乗務員に申告した。

 市交通局の担当者は「お客にけががなかったのが不幸中の幸いだった。安心して乗ってもらうため一刻も早く犯人を見つけてほしい」と述べた。市交通局は運行後の車内検査を徹底し、被害防止に努める。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180602_13036.html