https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180603-00010006-huffpost-int

愛知県警鉄道警察隊が6月1日から始めた2018年度の「痴漢撲滅 キャンペーン」のポスターに載ったキャッチコピー
「あの人、逮捕されたらしいよ。」が物議を醸している。         

愛知県警はホームページで、「夏を前に軽装が増えるこの時期、列車での痴漢や盗撮などの悪質な犯罪を防ぐ」と
狙いを説明しているが、「誤解を招き、偏見を助長する」という批判も出ている。どんな内容なのだろうか。

ポスターで目を引くのが、「あの人、逮捕されたらしいよ。」という見出し。横にLINEのような形式で、女性2人のトークが続く。


「性犯罪者じゃん」

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A「聞いた? あの人、痴漢で捕まったらしいよ。」

B「えwwwwwwwww」

A「本当本当!さっきネットニュースで見た!!そんな人に見えなかったわ」

B「気持ち悪 軽蔑だわ 性犯罪者じゃん」

A「仕事もクビになるよねー。家族も悲しむだろうなあ」

B「そりゃそうだわ 私は一生関わりたくない」

A「この先どうなっちゃうんだろう...」

B「そういえば......私先月あの人と電車で偶然会ったよ」

A「そうなんだ?! 変なことされなかった?」

B「あの時は何もなかったけど」

「なんかもう、あの人のこと思い出したくもない」

A「女性の私たちも被害に遭わないよう気をつけなきゃね」

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このポスターの内容について、亀石倫子弁護士が Twitterでこう指摘した。

「これはひどい。推定無罪(裁判で有罪が確定するまでは無罪と推定される)が原則なのに、誤解を与え偏見を助長する。」

亀石弁護士に、ポスターの問題点を詳しく解説してもらった。

逮捕の段階で、すでに裁判で有罪が確定したかのような表現が使われている

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