https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180604-00000018-jnn-soci

シリーズ「なくせ!危険運転」。あおり運転が社会問題となるきっかけとなった東名夫婦死亡事故から5日で1年です。
拘置所にいる被告の男が、JNNの取材に「遺族に謝りに行きたい」などと話しました。

「悪いことをしたと思っとる」(石橋和歩被告)

右手を口にあて、小声で答えた石橋和歩被告(26)。去年6月、石橋被告は静岡県の夫婦からパーキングエリアで
注意されたことに腹を立て、あおり運転を繰り返して夫婦の車を追い越し車線に停車させました。そこにトラックが追突し、
夫婦は死亡。石橋被告は危険運転致死傷などの罪で起訴されました。

「(Q.なぜ追いかけて行った?)言われたらこっちもカチンとくるけん」(石橋和歩被告 去年10月)

逮捕前、こう答えていた石橋被告。発生から5日で1年。拘置所にいる石橋被告がJNNの面会取材に応じました。

「私のことは覚えていますか?」(記者)
「うん。逮捕の前に、なんか俺のこと報じたやろ。こいつ、ぶっ殺そうと思った」(石橋和歩被告)

こう切り出した石橋被告でしたが、遺族に対しては・・・

「ここを出たら謝りに行きたいと思っとる。やり過ぎたなと思っとる」(石橋和歩被告)

そして、事故に至った理由については・・・

「なぜあんな危険な運転をしたんですか?」(記者)
「カチンときたけん」(石橋和歩被告)

逮捕前と同じ言葉を繰り返しました。石橋被告は東名の事故以外にも、あおり運転による複数のトラブルを起こしていますが・・・

「事故の前に免許が停止になりそうで、なんか通知きた。よう分からんけど、一日講習受けた」(石橋和歩被告)

「友人などから運転について言われたことは?」(記者)
「・・・特にないかな」(石橋和歩被告)
「自分の性格をどう思いますか?」(記者)
「ふつう」(石橋和歩被告)

今後の裁判では、危険運転致死傷罪が適用されるかが最大の争点となりますが、弁護側は、石橋被告がなぜ
異常なあおり運転を行ったのか、心理学的な視点から解明していくことも必要だと主張しています。