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「私は自分を恩赦する権限ある」トランプ大統領 ロシア疑惑で
6月5日 6時06分

アメリカのトランプ大統領は、いわゆるロシア疑惑をめぐって「私には自分自身を恩赦する権限がある」と主張するとともに、改めて疑惑を否定し、捜査をけん制する狙いがあるとみられます。

トランプ大統領は４日、ツイッターに、ロシア疑惑をめぐって「私には自分自身を恩赦する権限がある」と投稿し、仮に罪に問われたとしてもみずからを恩赦できるという認識を示しました。

一方で「なにも間違ったことはしていないのに、なぜそんなことをするだろうか」と書き込み、恩赦の必要はないとも主張し、疑惑を否定しました。

そして「終わることのない魔女狩りだ」と訴え、ことし１１月に行われる議会の中間選挙まで野党・民主党による追及が続くと非難しました。

さらに、ロシア疑惑の捜査を行っているモラー特別検察官の任命自体が「完全に憲法違反だ」と批判しました。

ロシア疑惑をめぐってモラー特別検察官は、おととしのアメリカ大統領選挙にサイバー攻撃などを通じて干渉したとされるロシアとトランプ陣営の間に共謀がなかったかどうかや、トランプ大統領による司法妨害の疑いについて捜査しています。

トランプ大統領としては、改めて疑惑を否定するとともに、みずからを恩赦する権限に言及し、捜査をけん制する狙いがあるとみられます。