NTT東西地域会社がまとめた2017年度末の固定電話の契約数は、前年度末比6・9%減の1987万契約となった。2000万契約を割り込んだのは1971年度末以来、46年ぶり。通信の主役が固定電話から携帯電話に移る中、ピークだった97年11月の6322万契約の約3分の1に減った。

内訳は、加入電話が同6・7%減の1754万契約、総合デジタル通信網(ISDN)が同8・2%減の233万契約。都道府県別で最も減少率が大きかったのは福井県で同8・4%減の11万930契約だった。

一方、光回線を利用したひかり電話は同1・5%増の1803万チャネルとなった。

NTT東西地域会社は24年から固定電話網をIP(インターネット・プロトコル)網へ全面移行する計画。24年には固定電話の契約者数が1000万程度に減るとみられている。

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