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首相 米朝首脳会談前にきょう訪米 トランプ大統領と会談へ
6月6日 4時22分

史上初の米朝首脳会談を前に、安倍総理大臣はアメリカのトランプ大統領との日米首脳会談に臨むため、6日ワシントンに向けて出発します。安倍総理大臣としては、北朝鮮の完全な非核化や拉致問題の解決に向けて緊密な連携を確認したい考えで、非核化の進め方や制裁解除の時期などをめぐって認識を共有できるかが焦点です。

今月12日にシンガポールで米朝首脳会談が開かれるのを前に、安倍総理大臣は6日夕方、政府専用機で羽田空港を出発し、日本時間の8日未明にアメリカの首都ワシントンで、トランプ大統領との日米首脳会談に臨むことにしています。

安倍総理大臣とトランプ大統領による日米首脳会談は、ことし4月、南部フロリダで行われて以来で、今回で7回目となります。

会談で安倍総理大臣は、米朝首脳会談が、北朝鮮の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化、すべての弾道ミサイルの廃棄、そして拉致問題の解決などに向けた契機となるよう緊密な連携を確認したい考えです。

ただ安倍総理大臣が北朝鮮が具体的な行動を取るまで圧力を維持すべきだとしているのに対し、トランプ大統領は先に北朝鮮に対し「最大限の圧力という言葉はもう使いたくない」と述べるなど融和的な姿勢を強めつつあります。

このため安倍総理大臣は会談で、拉致問題の解決に協力を求めるとともに、非核化の進め方や制裁解除の時期をめぐっても意見を交わすものと見られますが、これまでと同様にトランプ大統領との間で認識を共有できるかが焦点です。

一方、安倍総理大臣は、日米首脳会談を終えたあと、日本時間の9日未明にG7サミット=主要7か国首脳会議に出席するため、カナダ東部のシャルルボワに向かうことにしています。

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