【ワシントン=永沢毅】河野太郎外相は6日午後(日本時間7日朝)、ポンペオ米国務長官と国務省で会談した。12日の米朝首脳会談を前に、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)をめざす方針を改めて確認。実現するまで経済制裁を維持することで一致した。米朝首脳会談後に再び外相会談を開くことも申し合わせた。

ポンペオ米国務長官(右)と握手を交わす河野外相(6日、ワシントン)=AP
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ポンペオ米国務長官(右)と握手を交わす河野外相(6日、ワシントン)=AP

 会談は約25分間。河野氏は会談後、記者団に「米朝会談に向けて最新の準備状況を確認した」と説明したが、具体的な内容は明かさなかった。会談では日米韓による緊密な連携とともに、あらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄をめざす方針も重ねて確認。拉致問題の進展に向けた協力も継続するとした。



日本経済新聞 2018/6/7 9:55
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3147153007062018000000/