https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20180608/5030000854.html

懐かしい昭和の映画のチラシ展
06月08日 11時25分

映画が身近な娯楽として親しまれていた昭和40年代に、諫早市の映画館で上映された作品の、宣伝チラシを展示する催しが諫早市で開かれています。

この催しは、諫早市美術・歴史館が、テレビが普及する前に身近な娯楽として親しまれていた映画の作品の宣伝チラシを見て、当時を懐かしんでもらおうと初めて開きました。

諫早市美術・歴史館には、市内のコレクターが集めたおよそ200枚が展示されています。

かつて諫早市中心部には5つの映画館があり、宣伝チラシは昭和41年から44年にかけて新聞の折り込みチラシとして配られたものです。

石原裕次郎さん主演の「夜霧の慕情」などの邦画や、オードリー・ヘプバーン主演の「ローマの休日」などの洋画、それに子どもたちに人気だったアニメや怪獣映画などのチラシもあります。

また、「大人150円」といった料金や「総天然色」などの売り文句も書かれ、当時の物価なども知ることができます。

会場を訪れた75歳の男性は「当時は就職したばかりで一番映画を見た時期で、私の青春です。とても懐かしいです」と話していました。

催しを企画した諫早市美術・歴史館の川内知子専門員は「当時の人たちにとって娯楽といえば映画しかなかったので、思い入れが強いようです。当時の市民の暮らしの一コマを知るとてもいい資料です」と話していました。

展示会は、今月28日まで開かれています。