山に戻ればよいと主張する人へ
放置した山は極相林にしかならんので、保水能力・二酸化炭素吸収力などは
貧弱な状態になるし、災害時には流木も発生しやすくなるので下流域での災害
規模が大きくなりやすくなる。既にそうした傾向はあちこちで現れだしているけどね。

中世のように里山として人の手が入ることで人間に都合の良い状態で管理されると
保水能力や二酸化炭素吸収力なども大きく期待できる。そうなるには炭焼き・薪・
椎茸類の原木などとしての需要が大きくならないと難しく、現状では実現できる話
ではない。