住民らに見守られながら鴨川へ向かう子ガモ=11日午前、京都市
https://nordot-res.cloudinary.com/t_size_l/ch/images/378728808792966241/origin_1.jpg

京都市左京区の要法寺の池で育った子ガモが11日、約700メートル離れた鴨川に「お引っ越し」した。例年は親が先導するが、今年は子ガモ4羽のみで移動。道路や横断歩道をてくてくと一生懸命歩く様子を、近くの住民が温かく見守った。

 母ガモはすぐに池に飛んで戻ってしまい、川端署員らが交通整理に当たる中、4羽は約1時間半かけ鴨川にたどり着いた。

 境内でカモの世話をしてきた住友宏子さん(73)は「親が先導しないのは初めて。子ガモだけでよく頑張った。感無量です」と涙をぬぐった。2005年から毎年、春になるとカモが池で産卵。ひなが育つ6月ごろまですみ着くようになったという。

2018/6/11 11:12
共同通信
https://this.kiji.is/378726915055977569