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アメリカ 物価0.2%上昇 利上げ後押しか
2018年6月13日 5時26分

アメリカの先月の消費者物価は、前の月と比べて0.2%の上昇と、2か月連続のプラスとなり、市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、13日までの2日間開く会合で、追加の利上げを行う判断を後押しする材料になると見ています。

アメリカ労働省が12日発表した先月の消費者物価は、前の月と比べて0.2%の上昇と、市場の予想と同じ水準で、2か月連続のプラスになりました。

分野別に見ますと、医療サービスなどが値下がりしたのに対して、新車やガソリン、それに家賃などは値上がりしています。
また価格の変動が大きい、食品やエネルギーを除いた消費者物価は、前の年の同じ月と比べて2.2%の上昇と、3か月連続で2%を上回りました。

市場では、こうしたことから物価の上昇傾向が裏付けられたとして、FRBが、13日までの2日間開く金融政策を決める会合で、追加の利上げを行う判断を後押しする材料になると見ています。