https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180611/0001557.htm

動物園間で雌のゾウ交換し繁殖へ
06月11日 19時18分

仙台市と秋田市、それに盛岡市の3つの動物園では、相互に雌のゾウを交換し、新たに繁殖に取り組むことになりました。

仙台市の八木山動物公園には、3頭のアフリカゾウがいますが、これまで繁殖行動は確認されていません。
このため、八木山動物公園では、同じアフリカゾウを飼育する秋田市の大森山動物園、それに盛岡市動物公園と11日、共同で記者会見を開きました。

この中で、3つの動物園が連携し、相互に雌のアフリカゾウを交換し、新たな環境で繁殖に取り組ませることが発表されました。
今年度の計画としては、八木山動物公園の雌の「リリー」(29歳)が秋田市の動物園に送られ、代わりに秋田市から「花子」(29歳)がやってくるということです。
動物園では移送されたゾウの状況を見極めながら、最長で10年かけて、この取り組みを進めることにしています。
国内で、動物園どうしが連携し、相互にゾウを交換して繁殖に取り組むのはこれが初めてだということです。

八木山動物公園の金集隆幸園長は「人気者のリリーがいなくなるのは寂しいですが、新たにやってくる花子を丁寧に迎えて、いい環境で繁殖に取り組んでもらえるよう頑張っていきたいです」と話していました。