運賃を値上げするのはもちろん、さらに割引きっぷとかも含めて見直す必要があるね。

実は、自分は20年前に仕事で東北地方に住んでた後に北海道に転居した経験があるけど
JR東日本の東北地方の運賃と比べて、JR北海道の実質的な運賃の安さに驚いたもんだよ。

まず、JR北海道管内ではSきっぷとか、割引きっぷが豊富で割引率も大きい。
普通・快速の往復の運賃に数百円足すだけで特急を利用できるほど。
ほぼ、片道分の特急料金で往復利用できた。
さらに、当時は「YOUNG GO GO CLUB」というのがあって、25歳ぐらいまでだったら
1000円を払えば入会できた。
その会員になると特急は4割引で利用できたよ。
1回特急を利用すれば、入会時に払った金の元は取れた。
こういう状態だったから、特急を利用する時は、正規運賃で利用する人は少なかったんだろうなと思う。

当時の自分はJR北海道の経営状態なんか知らなかったから、JR東日本の東北地方の運賃はボッタクリに感じたほど。
東北地方もJR北海道に組み込まれれば良かったのにと思ったほど。
今でこそ何でJR北海道を東日本と一緒にしなかったんだと非難されてるけどね。
JR東がボッタクリだったんではなく、JR北海道が適正料金から大きく外れた割引きっぷが安すぎたというのが後にわかった。
民営化されてから20年ぐらいは、JR北海道の利用者はかなり得したはず。
少なくともJR東日本の東北地方よりは得だった。

新幹線料金の設定でJR北海道の運賃は高いというイメージが付いてしまったけどね。
でも、JR北海道の問題の一つは、正規運賃の設定の問題もあるだろうけど、独自の割引制度を乱発した結果
正規運賃で利用する人の割合が少ないというのも大きい。
今になってツケが回ってきたな。
もし、分割民営化の時にJR東日本と一緒にされてたら、あんなに安い運賃で列車を乗り回せなかったはず。