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「イランはさらに孤立」 米朝首脳会談結果をイスラエルが歓迎
2018年6月14日 4時10分米朝首脳会談

米朝首脳会談について、中東のイスラエルは、北朝鮮と軍事面でつながりが深いイランが、国際社会でさらに孤立することにつながるとして歓迎しています。

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、12日に行われた首脳会談で、朝鮮半島の非核化に関する共同声明に署名しました。

これについて、イスラエルのネタニヤフ首相は、ビデオ声明を出し、「朝鮮半島の非核化に向けた重要なステップだ。トランプ大統領は、中東においてもイランの核開発問題で強い態度で臨んでくれている」と述べ、イスラエルが敵対するイランの問題と結びつけてトランプ大統領を称賛しました。

また、イスラエルの主要なテレビ局は、12日夜のニュース番組で、「米朝首脳会談は、イスラエルにとって極めて意義のあるイベントとなった。イランは、国際社会でさらに孤立し、イランに対する圧力も一段と高まるだろう」として、北朝鮮と軍事面でつながりが深いイランの孤立が、イスラエルの安全保障にとって有利な状況につながることに期待を示しました。

一方、アメリカやイスラエルと敵対するイラン政府は、イラン核合意から離脱したトランプ大統領の言動は、信用できないとして、北朝鮮に警戒するよう呼びかけています。

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