http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180614/5096211.html

体罰常習性 元教諭懲役1年求刑
06月14日 19時04分

愛知県豊橋市の小学校で、児童の額を黒板に打ち付けるなどの体罰を繰り返していたとして、暴力行為法違反の罪に問われている43歳の元教諭の男の初公判が名古屋地方裁判所豊橋支部で開かれ、検察は「常習性が認められ、悪質な犯行だ」として懲役1年を求刑しました。

豊橋市の43歳の元教諭の男は、豊橋市立岩西小学校で2年生の担任をしていた去年10月、授業中に7歳の女子児童の髪の毛をつかんで額を黒板に数回打ち付けたり、7歳の男子児童の頭を定規でたたいたとして暴力行為法違反の罪に問われています。

14日、名古屋地方裁判所豊橋支部で開かれた初公判で元教諭は、起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で「被告がこれまでの教員生活の中でした児童への暴力は100回近くにも及ぶ」と指摘した上で、「常習性が認められ、幼い子どもへの体罰の動機は身勝手なもので、極めて悪質な犯行だ」として、懲役1年を求刑しました。
元教諭は、ことし2月、教育委員会から停職6か月の懲戒処分を受け、依願退職していて、弁護士は「すで社会的制裁を受けており、更生の意思もある」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は、6月28日に言い渡されます。