米海軍の世界最大級の病院船「マーシー」が初めて日本に寄港し、16日に東京・東海の大井水産物ふ頭で歓迎式典が開かれた。

 内閣府の赤間二郎副大臣は式典で「船舶を利用した災害医療を考える貴重な機会となる」と語った。寄港は日本政府が要請したもので、2011年の東日本大震災の際、沿岸部の病院機能がまひした経験を踏まえ、災害医療への船舶利用や病院船の保有の課題について知見を得る狙いがある。

 マーシーは全長約272メートル。船内には集中治療室を含む約1000床のベッドや12の手術室があり、手術支援ロボット「ダビンチ」を備えている。04年のインドネシア・スマトラ沖地震では、被災者救援のために派遣された。

http://yomiuri.co.jp/national/20180616-OYT1T50067.html