西村康稔官房副長官は17日のフジテレビ番組で、安倍晋三首相が意欲を示す日朝首脳会談の開催時期について「報道されているような8月や9月は、これまでの状況を考えるとそう簡単に成果を出すのは難しい」と述べた。日本人拉致問題と核・ミサイル問題の前進が会談の前提になるとの考えを改めて示した。

西村氏は12日の米朝首脳会談について「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が文書を交わし、米国の大統領に完全な非核化を約束をしたのは非常に大きな前進だ」と指摘。日朝首脳会談の実現に向け「(米朝首脳会談を)前向きに受け止め、まずは率直に話し合える環境をつくっていきたい」と語った。

2018/6/17 9:22
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31877870X10C18A6000000/