西日本新聞
2018年06月18日 06時00分
https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/f_chikugo/article/425461/
https://www.nishinippon.co.jp/import/f_chikugo/20180618/201806180002_000.jpg
https://www.nishinippon.co.jp/import/f_chikugo/20180618/201806180002_001.jpg

 「全国なまずサミット2018in大川」が17日、大川市小保の勤労者総合福祉センター「ワークピア大川」であった。ナマズをキーワードに地域おこしに励む7自治体が参加し、ナマズを通して地域産業の振興を図ることなどを盛り込んだサミット宣言を採択した。

 サミットは、ナマズ料理が名物で「なまずの里」をPRする埼玉県吉川市で昨年2月に初開催。昨年7月2日の広島県神石高原町で開かれた第2回大会で同日を「なまずの日」とすることを決めた。
 福岡女学院大学生涯学習センター講師で「なまづ倶楽部」代表の半田隆夫さんが基調講演。「ナマズと人間の密接な歴史を知らない人も多い。サミットを機にナマズを取り巻く豊かな文化をさらに広めていきたい」と力説した。

 パネル討論には倉重良一・大川市長や中原恵人・吉川市長、筑後川で捕れる天然ナマズが名物の料亭三川屋女将(おかみ)大和寿子さんらが登壇し、それぞれの取り組みを紹介。中原市長は「大川と吉川を組み合わせると『大吉』になる。手を取り合っていきましょう」と呼び掛けた。
 大川市向島の大川TERRAZZA(テラッツァ)では各自治体がPRブースを出展。三川屋名物の「川アンコウ(ナマズ)バーガー」の試食もあり、ナマズの味を堪能した。

=2018/06/18付 西日本新聞朝刊=