https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000022-mai-soci

大阪府北部で震度6弱を観測した地震で、九州・山口でも交通機関に影響が出た。
JR西日本によると、山陽新幹線は新大阪−博多の上下全線で一時運転を見合わせた他、
山陽新幹線に直通している九州新幹線でも午前10時現在、最大約30分の遅れが発生しており、
臨時列車を出すなどして対応している。

福岡市博多区のJR博多駅筑紫口の新幹線改札口でも乗客が駅員に状況を尋ねるなど混乱した。
同市早良区の会社員、鳴海(なるみ)孝規さん(47)は「昼から大阪市内の会議に出席するため
新幹線に乗る予定だった。後続に予約を変えたが運転は再開するだろうか」と戸惑った様子。
「大阪の同僚の無事は確認できた。会議は各地から大阪に集まるはずだが開催は難しいかも」と話した。

就職活動中の福岡市中央区の男子大学生(22)は「大阪で午後から1次選考通過者対象の
説明会に出るつもりだった。新幹線に乗るつもりだったが駅員から『午前中は動かない』と言われたので
大学に戻ろうと思う」と話した。親戚と鹿児島旅行に向かうため新幹線を待っていた同市西区の竹下洋子さん
(76)は「乗る予定の新幹線が新大阪発だったので到着が遅れている。旅行の日程に余裕はあるので、
運転再開を待ちたい」と話していた。

一方、国土交通省福岡空港事務所などによると、大阪(伊丹)空港の滑走路2本のうち1本が閉鎖されたため、
福岡空港から出発する便の一部で遅れが出ている。