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塀倒壊で死亡の女児、「あいさつ当番」へ1人で登校中
2018年6月18日17時43分

 大阪府北部を震源とする地震で9歳女児が死亡した大阪府高槻市の浜田剛史市長は18日、記者会見を開いた。浜田市長は「深くおわびする。誠に申し訳ない。原因を究明し、亡くなった女児の保護者にしっかりと対応したい」と述べ、深く頭を下げた。

 同市教委によると、亡くなった市立寿栄小学校4年生の三宅璃奈さん(9)は転倒したブロック塀の下敷きになった。学校で児童会の代議員を務め、今月11日から2週間の予定で朝の「あいさつ運動」の当番だった。普段は小学1年生の弟とともに登校していたが、当番の日だった今朝は1人で登校していたという。
 地震でブロック塀が倒壊。近くにいた児童が正門にいた警備員と校務員に「塀が倒れた」と伝え、警備員が119番通報したという。

 寿栄小によると、璃奈さんは非常にしっかりしてやる気があり、リーダーシップのある児童だったという。

 市教委によると、同小は1974年に開校。倒壊した塀は高さ3・5メートルで、1・9メートルの基礎部分の上に、1・6メートルの8段のブロック塀を積み上げた構造だった。開校当時はブロック塀ではなく、金網のフェンスだった。その後、プールが校外から見えないように目隠し替わりにブロック塀にしたという。