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 日米英の3カ国でフリーマーケットアプリを運営するメルカリ(東京)が19日、東京証券取引所の新興市場マザーズに株式を上場した。初値は1株5千円、発行済み株式総数を掛け合わせた時価総額は6766億円に達し、今年の国内上場企業で最大となった。その後も成長への期待から高値で取引され、時価総額は一時8千億円を超えた。

 メルカリはスマートフォンを使った個人間取引の新市場を開拓した有望ベンチャーで、2013年の創業から5年で上場にこぎ着けた。上場に伴う新株発行により最大630億円を調達する。米国事業の拡充など中長期的な成長を見据えた投資に振り向ける方針だ。

 メルカリは、上場に先立ち証券会社を通じて個人投資家らに販売した公開価格が3千円で、これに基づく時価総額は4059億円だった。上場後に市場の需給で決まった初値は公開価格を大きく上回り、一時6千円まで上昇して値幅制限の上限となるストップ高に達するなど、投資家の期待の高さを映し出した。

2018.6.19 13:29
SankeiBiz
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(株)メルカリ チャート
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