ギョーザ無料券で収益悪化、幸楽苑社長無報酬へ
読売 2018年06月20日 15時27分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180620-OYT1T50049.html

 全国でラーメン店を展開する「幸楽苑ホールディングス」(福島県郡山市)は、3月期連結決算の最終利益が32億2500万円の赤字となり、新井田傳社長と新井田昇副社長が5月から無報酬(6か月)とすることを決めた。

 同社の最終赤字は1997年の上場以来初めて。ギョーザ無料券など安売りを続けたことや、遠隔地への出店を続けたことで収益性が悪化。減損損失として21億3700万円を計上したことが響いた。

 2016年の異物混入後、経常利益は下降傾向にある。今後は20億円規模のコスト削減を計画し、19年3月期連結業績予想は純利益2億6900万円を見込む。