https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180702/K10011505321_1807022037_1807022056_01_02.jpg

国の重要文化財に指定されている松山城の門に、金属などでひっかいたような複数の傷が見つかり、警察が経緯を調べています。
傷が見つかったのは松山城の天守閣に隣接している「仕切門」です。

松山市によりますと、先月29日、高さおよそ2メートル、幅およそ1メートルある仕切門の2枚の木製の開き戸で、ひっかいたような傷が10か所以上あるのを観光ボランティアが見つけました。

傷は金属や石といった固いものでひっかかれたと見られ、長いものはおよそ20センチあり、1年前に大規模に点検した際にはなく、意図的に傷つけられた可能性が高いということです。

仕切門は160年余り前の幕末に再建されて、国の重要文化財に指定され、松山市の被害届けを受けた警察が経緯を調べています。

松山市観光・国際交流課の千海克啓主査は「市民がとても大切にしている松山城に傷がついて残念です」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180702/k10011505321000.html