>>224
普通に考えれば2番の悲劇なんだろうけど、
そこで寺山修司の悲劇論を思い出した。

悲劇には理由があっちゃいけないんだと。
悲劇は徹底的に理不尽でなきゃいけないらしい。
さわやかに晴れた日曜日の朝、庭で小鳥が鳴いているし、
家族もみんな健康で仲良し。悪い予感の欠片もない。
てな状態から地獄に叩き落されるからこそ「悲劇」なのだ。

因果報応で説明がつくような悪党は、悲劇の主人公にはなりえない。