2016/12/9熱海ネット新聞
http://atamii.jp/today/61977/
熱海市が2018年度で「姫の沢公園自然の家」を撤廃することが分かった。
12月8日の市議会11月定例会で川口健氏が「姫の沢公園と姫の沢自然の家、スポーツ広場」について質問。
市教育委員会の森野敦事務局次長が「自然の家は2014年度の耐震診断で課題のある建物であり、倒壊する危険性があることが分かった。
補強計画も含め協議してきたが、市内利用者の減少、稼働状況、市民の将来的な費用負担などを総合的に勘案し、廃止を決めた」と答えた。
撤廃後は建物を取り壊す方針で、市内施設の利用促進や移動の際の費用負担などを検討している。
撤廃に伴い、隣接するアスレチック公園やスポーツ広場の利用減少が懸念される。
川口氏の「対策は考えているのか?」の質問に観光建設部の西島光章次長は「トレイルランなど新スポーツの開催や
キャンプ体験を促すとともに将来的に指定管理の方針も抱えており、新たな整備を検討している」と話した。
市によれば、2015年度の利用者は姫の沢公園が11万9598人、自然の家1万5550人、スポーツ広場2万434人。
自然の家に宿泊し、サッカー等の合宿が31件あり、のべ3000人が利用した。
◆姫の沢公園自然の家 熱海市の青少年教育宿泊施設。12人部屋×10室、10人部屋×1室、3人部屋(リーダー室)×3室、最大宿泊人数は139人。
学生生徒の体験、サッカー場を利用したスポーツ合宿に人気。財団法人熱海市振興公社が指定管理者。