2018-07-15
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※ 写真はイメージ

地球の周りを楕円軌道で回る月。そのため地球に近付くこともあれば、遠ざかることもあります。
月が地球に近づくことで大きく見える『スーパームーン』は、2018年の年明け早々1月2日に見ることができました。

そして、7月28日には、この年最小の満月『ミニムーン』を観察することができます。
スーパームーンの時と比べると大きさは1割以上も小さく、明るさも3割ほど暗くなるそうです。

■ 今年2回目の皆既月食

28日の月は『ミニムーン』というだけでなく、さらに皆既月食の様子も同時に観察することができます。
「おおよそ東北地方以西で月の入りの前に皆既食を迎え、月は皆既食のまま沈みます。それ以外の地域では、月は皆既食になる前に沈みます。月は、南西の空で3時24分に欠け始め、4時30分に完全に欠けて皆既食となります」
国立天文台 ーより引用

2018年は、1月31日にも全国で皆既月食を観測することができました。
空の高い位置で皆既月食が起きたため、多くの人が『赤銅色』になった月を観察したのではないでしょうか。

『ミニムーン』の皆既月食は、高度の低い位置で起こるため、残念ながら始まりから終わりまで観測することはできません。
しかし、高度が低いため、より大気の影響を受けて強い赤みを帯びた『赤銅色』の月を見られると考えられています。いつもより神秘的な満月を見ることができるかもしれません。

次回、日本から皆既月食が観察できるのは2021年5月になるようです。
神秘的に赤く輝く月を観察できるように、当日はぜひ晴れてほしいですね!