https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180717/k10011536841000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_045

東京メトロ エレベーターの耐火装置が誤作動 女性軽傷
2018年7月17日 18時06分

東京メトロ有楽町線の駅のホームで、エレベーターの耐火装置が誤作動で降下し、女性の頭に当たって女性は軽いけがをしました。この事故のおよそ1時間半前にも同じ装置が誤って降下しているのを駅員が見つけましたが、安全性に問題はないと判断して復旧させていたということです。

事故が起きたのは、東京・中央区にある、東京メトロ有楽町線の月島駅のホームです。

東京メトロによりますと、16日の午後4時すぎ、エレベーターの出入り口の上に設置されている耐火装置が誤作動で降下し、エレベーターから出ようとした60代の女性の頭に当たって女性は軽いけがをしました。

この装置は「耐火スクリーン」と呼ばれ、重さ4キロの特殊な布でできていて、火災が発生した際にエレベーター内に火や煙が入り込むのを防ぐため、ドアを覆うようにスクリーンが降りる構造になっています。

この事故のおよそ1時間半前にも同じ装置が誤って降りているのを駅員が見つけましたが、安全性に問題はないと判断し、復旧させていたということです。

東京メトロは原因を調べるとともに、今後、ほかの駅も含めて153か所に設置されている同じ種類の装置について緊急で点検を行うことにしています。

東京メトロは「けがをされたお客様にご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。二度とこうした事故が起きないよう調査と対策を徹底します」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180717/K10011536841_1807171719_1807171721_01_02.jpg