2018年7月18日 12:06
総務省消防庁は18日、熱中症のため9〜15日の1週間に全国で9956人が搬送されたとの速報値を発表した。前週(2〜8日)から7234人増えて3.7倍となり、熊本県の2人など11府県で計12人が死亡した。

日本列島が高気圧に覆われ、35度以上の猛暑日になる地域が相次ぐなど、全国的に急激な気温上昇を記録したのが要因。今後も暑い日が続くとみられ、消防庁は小まめな水分補給や適度な休憩といった予防策を取るよう呼び掛けている。

都道府県別の搬送者数は、大阪が最多の752人で、東京704人、愛知687人と続いた。西日本豪雨の被害が大きかった岡山は353人、広島は315人、愛媛は145人だった。

3週間以上の入院が必要な重症は189人、短期の入院が必要な中等症は3121人。搬送者のうち、65歳以上の高齢者は46.1%を占めた。〔共同〕
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3309509018072018CC0000